2017年9月30日土曜日

“おいおい、そりゃあないだろう” 衆議院解散!

衆議院が突然解散した。

“おいおい、そりゃあないだろう”

「モリ、カケ疑惑」はどうするんだい。
「反省して、丁寧に説明します」と言っていなかったかい。
今年の流行語にノミネートされるであろう「忖度」。「9億円から8億円もの値引きをして国有地を払い下げる。」「お友だちの都合で「獣医学部」の開設の認可」の影に関与や忖度がなかったのかい。

“おいおい、そりゃあないだろう”

「今、選挙をすれば勝てる」ってことで、総理大臣が解散することができるんだって?!
何の大義もなく解散するって、それって、私物化っていうんじゃない。
こんなことが通用するの?!

“おいおい、そりゃあないだろう”

 この突然の解散に政界は“てんやわんや”の「混乱」。
新しい党ができて「しがらみをなくす」「リセットだ」と言うが、集まった顔ぶれは“しがらみ”で集まっているのではないのかい。
他の党からの離党者など離合集散が始まっているが、しょせん「当選すれば、なんでもいい」と言うのかい。

“おいおい、そりゃあないだろう”

ほんの1か月前に、代表選挙をやって再出発を公言したのに、公認候補も立てず、できたばかりの党に“踏む絵”を踏まされる卑屈さ。理念も信条もかなぐり捨てて、「当選すれば、なんでもいい」と言うのかい。

“おいおい、そりゃあないだろう”

政治家ってのは、本来、国民の福祉(幸せ)のために頑張るってことではないのかい。
国の根本を定める憲法を守るってことではないのかい。

“どうする日本”


降ってわいた「国会解散」。生かさない手はない。





2017年7月8日土曜日

“〇〇ファースト”

首都・東京の都議会議員選挙は、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」が都知事選挙以来のブームを巻き起こした。
先のアメリカ大統領選挙でも、トランプ大統領のスローガン“アメリカファースト”が耳に残っている。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが毎年実施している新入社員のアンケートでは、会社に尽くすのではなく私生活を重視する“自分ファースト” の思いが強い傾向があると分析している。
調査は新入社員セミナーの参加者約1300人から回答を得たもので、今年度の新入社員が会社に望むのは、給料が増えることより、休日が増えることを重視する傾向にあり、加えて、「私生活に干渉されない」ことの重要度が高まり、就業後や休日などは、仕事から離れた自分の時間を充実させたいと考えている新入社員が多いという。
この“○○ファースト”は、日本語的に言えば、「○○が一番」と聞こえがいいが、ちょっと気になることがある。
新入社員のライフスタイルとしての“自分ファースト”であれば、人それぞれと納得することができる。
しかし、“モリ”“カケ”と揶揄され、国有地を8億円も値引きをして払い下げようとしたり、名誉校長就任と形式的な審議会など様々な局面での忖度が問題となった“安倍ファースト”や、友達の獣医学部の開設に便宜を図り、事実を隠ぺいして実在する文書を“怪文書”としたりのご都合主義の“友だちファースト”は、国民の怒りの対象となっている。

こうした風を受けてブームを巻き起こした“都民ファースト”が 、選挙が終わった途端、党首がかわるなど便宜主義の“百合子ファースト”にならないかとの危惧もある。