2021年12月20日月曜日

 今年の漢字「展」


今年を表す「漢字1字」が話題になる時期になった。




今年の漢字として選んだ一文字は「展」。昨年は、“新型コロナ感染症”で一変した国民生活の中でも、“アベ一強”の退陣など本質的な変化を感じて「幾」(きざし)の1文字とした。

今年は、その上に、「後手後手のコロナ対策」や「コロナ禍の下の五輪強行」などで”、菅政権は、あっという間に退陣せざるを得なかった。

その後、総選挙が実施され、その評価をめぐって、「政権与党」の勝利という識者、評論家もいる。

確かに、今回の総選挙は、マスコミを上げて「政権選択選挙」だと喧伝されたが、必ずしも争点が明確になった選挙ではなかったと思う。

立憲主義と民主主義の側面からみると、今回の総選挙は、分かりにくい選挙となった。

“我が世の春”を誇った“アベ一強”とその“後継スガ”の立憲主義と民主主義を踏みにじる強権政治は行き詰まったが、総裁選挙を口実に、「聞く耳」を持ち、「新自由主義からの脱却」、「成長と分配の好循環」などと耳障りの良い言葉を並べ立て、国民の意識をそらした抜き打ち総選挙が行われた。

選挙が終わると、またぞろ金権体質と「アベ・スガ」に羽交い絞めにされた政権の姿がさらされ始めている。

この状況の中で、「幾」から「展」への変化は、始まっている。


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